今月のインタビュー
沖縄県ダイビング安全対策協議会事務局長インタビュー
沖縄県ダイビング安全対策協議会事務局長写真

NPO法人 沖縄県ダイビング安全対策協議会 事務局長 案納 昭則様 

にインタビューさせて頂きました。


1、ダイビング等の水難事故について、問題点と対策案を教えてください。

今年は今の時点で、第十一管区海上保安本部からの発表ですが、沖縄県内でダイビングだけでも4件の死亡事故が発生しています。高齢者の事故も増えています。 事故を起こす原因として、沖縄の海は透明度が高いため、シュノーケリングをしていると、いつの間にか遠くに行ってしまい帰って来れず、溺れてしまうケースがあります。初心者に多いのが、足ひれ(フィン)を着用せずシュノーケリングをする行為です。足ひれが無いと、遠くに行ってしまったときに帰って来れず、体力を失い溺れてしまうのです。 ダイビングは講習を受け、インストラクターもいるので事故は少ないですが、シュノーケリングは自己流でやる人が多いので、最低限守ってほしい事があります。 ひとつは、3点セット(マスク、シュノーケル、フィン)の着用です。特に、足ひれは面倒くさがらず着用してほしいですね。そして、バディ(2人組み)を組むこと。さらにトレーニングを初心者は受けてから海に入ってほしいですね。


2、先日、残波岬で150キロの釣り糸撤去のニュースがありました。実際に残波岬だけでもどのくらいのゴミがありそうですか?

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うちでは、19年前からビーチクリナップの活動をしています。先日は150キロの釣り糸の撤去を行いましたが、実際には恐らく百分の一程度しか撤去出来ていません。 水深40m以内しか作業出来ないのが現状です。50m以上になると危険なので手を付けられないですし、釣り糸がクモの巣状態で撤去が難しいですね。 また、一回に釣り糸を撤去するのに20万円位は必要です。出来れば資金援助があれがうれしいですね。


3、オニヒトデの大量発生など、珊瑚の保護について対策案を教えてください。

モニタリング調査は定期的に行っていますよ。稚ヒトデが多いことが確認できた場合、2〜3年後に大量発生することは想像できます。しかし、行政の対応が遅いので、大量発生してから駆除するしか今のところないですね。 ただ、オニヒトデにも珊瑚の繁殖をリセットする役割があります。その点は理解してほしい。


4、海の汚染や、海でのマナーなど近年問題と思われることはありますか?

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日焼け止めクリームが珊瑚に影響を与えるらしいですね。しかし、赤土やオニヒトデの方が影響は大きいです。 マナーについては、一部のダイビングショップのスタッフに問題がありますね。例えば、民家の周りを水着で歩いているお客様に注意しないスタッフがいます。スタッフ自身が水着のまま民家の周りを行き来しています。 また、ダイビングポイントの現場に現地集合にさせるダイビングショップもありますよ。なるべく乗り合いしてもらい、車の数を減らすことを考えてもらいたいですね。


5、沖縄でマリンスポーツをされる方に伝えたいこと、アドバイスをお願いします。

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ダイビングショップは安いだけで決めないでほしい。 救急搬送の訓練をしてある業者など、バックアップ体制がしっかりしている所を選ぶべきですね。 そして、ダイビングを楽しむために、生活習慣病に気を付けてください。 潜る前に健康診断を受けてほしいですね。まず命の危険を考えてほしいと思います。 ハートケアライフ株式会社から発売されているハートケア心電図サービスを安対協では使用しています。 ダイビングをされる方の健康状態を即座にチェックすることができ、事故防止に役立っております。 これからダイビングをはじめられる方にもおすすめをしております。


あとがき

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沖縄県ダイビング安全対策協議会主催で、「第一回美ら海写真展」を7月16日から8月31日まで、那覇空港2階ウェルカムホールにて開催します。

いろんな水中写真が展示されるそうですので、みなさんも足を運んではいかがでしょうか。




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